遅ればせながら、「ボヘミアン・ラプソディ」観てきました。
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Yahoo!映画でも、凄い高評価!今現在で、4.7点(7000人以上の評価)なんてありえない程の高評価!
もちろん、人それぞれ感じ方は違いますが、私の率直な感想など書いてみようと思います。
なぜ「ボヘミアン・ラプソディ」というタイトルなのか?
この映画は、QUEENのバンドのストーリーではあるけど、フレディの死因の原因でもあったエイズと切り離せない同性愛のストーリーがメインだったんじゃないかって思う。
「ボヘミアン・ラプソディー」は、大きな犯罪を犯してしまったという歌詞だけど、この歌をう歌うときのフレディの表情が、なんか見ていて切なくて私が一番泣いた場面でもあります。
それは、親の期待を裏切ってしまったフレディの懺悔の気持ち。
家族との確執の違いから居場所が無かったフレディの気持ちを歌ったものだったんですね。
私も、犯罪ではないけど、親の期待に何一つ応えられなくて「自分は生まれてきてよかったのか?」って思ってた事があったから、なんとなく通じるものを感じてしまった。
フレディを同性愛の世界に目覚めさせた男、ポール・・・
彼がいなければ、フレディはメアリーとずっと一緒に居られて、エイズで亡くなることは無かったんじゃないだろうか?
いや、遅かれ早かれ同性愛の世界に目覚めたかもしれないけど、今の時代なら治療薬があったかもしれないし、もっと寿命を延ばせる方法もあったかもしれない・・・
そう思わずにいられなかった。
エイズである自分を受け止め、仲間にも告白して、家族に自分の恋人(男)を紹介して、ありのままの自分を受け止めてもらって、「明日(ライブエイド)、ママにメッセージを贈るよ」と言ったのが、この映画のタイトルになったんじゃないかな・・・って思いました。
QUEENの仲間、メアリー、ジム、両親と妹、やっと本当の家族を得た・・・というか、やっと気がついたフレディ。
45歳という若さで亡くなったフレディ、今ももし生きていれば70歳過ぎていた・・・
ポール・マッカトニーのように今も歌い続けていたかもしれないし、さっさと引退して豪遊生活をしてたかもしれなし、セレブのミュージシャンらしく、やんちゃで色々と問題を起して話題になってたかもしれない。
そんな70代になったフレディの姿を見たかった。
映画「ボヘミアン・ラプソディー」の残念な部分
今までフレディは派手なパフォーマンスとか、派手な格好で歌ってる姿しか知らなかったけど、本当はとってもピュアで寂しがり屋だった・・・いつも安住の場を求めてたんですね。
私は、フレディの同性愛の部分よりもメンバーとの時間とか、歌が出来るまでの過程とか、もっと見たかった。
あと、ジムに惹かれていくところとか・・・
今まで出てなかったジム(出てなかったですよね?)にいきなり迫ってびっくりした。
フレディがエイズで亡くなってるのは誰もが知ってることだし、その原因もわかってるので、いまさらそれを映画のネタにするよりも、むしろ最後までフレディを必要として支え続けた人たちとの事を知りたかったな・・・って言うのが私の感想です。
2時間では、さすがに時間が足りないですけどね・・・
結局、華やかで、お金もあって、才能もあったけど、実はいつも孤独だったフレディ
でも、自分にとって大切なもの、それはメアリーやQUEENのメンバーという家族に気がついてポールの元から去るときの雨の中のシーン、泣けちゃいました・・・
それから、エイズと診断されて、ライブエイドまでの展開が早かったのもちょっと残念かな・・・
きっと、もっと色々な葛藤とか、フレディの苦悩とかあったと思うし、周りの人達も必死で支えていたと思う。
映画「ボヘミアン・ラプソディー」の感動の部分
やっぱり、ラスト20分のライブエイドのシーンでしょう!これは、本当に臨場感溢れて、観客になったり、自分もQUEENの一員になったような気持ちになれる。
このために「ボヘミアン・ラプソディー」を見ても後悔はしないと思う。
本当に、あそこまでQUEENのメンバーに似た俳優さんを集めたと、改めて感度するし、歌や演奏は実際のQUEENのものを使ってるらしいけど、まるで彼らが本当に演奏して歌ってるように見える。
本当に素晴らしい!!としか言いようがない。
私がQUEENの音楽を聞いてたのは、学生の頃で、歌は好きだったけどQUEENというグループのことは、はっきり言ってそれほど興味も無かったし、フレディが亡くなったときのことも記憶にない。
もっと、QUEENというグループの事を知って、フレディが亡くなったときに彼の死を悼んで泣きたかったと後悔するばかり。
今、言えるのは、フレディという偉大なミュージシャンと同じ時代に生まれたことを、とても嬉しく思う。
そして、映画「ボヘミアン・ラプソディー」を見て初めて歌の歌詞を知りました。
今まで、何度もQUEENの歌は聞いてきたけど、私は英語もよく分からない人なのでメロディーで聞いてた感じだけど、あんなにも激しくて、反社会的でもある歌詞・・・それだけに、心に訴えてくるものがある。
「ボヘミアン・ラプソディー」と「we are the champions~伝説のチャンピオン~」の歌詞はたまらない(涙
これから、この歌を聞くたびに泣けてきそう(^^